アンチエイジングはもう捨てた!本当の美しさを知った女性たち

インスタで話題のオシャレでかっこいいおばあちゃん。

2018年の流行語大賞にノミネートされ、話題のグレイヘア。

女性を取り巻く「美と老化」の問題に変化が起きています。

20代前半の輝く肌を取り戻そうと必死に美容に気を注いできた30代~50代の女性の間で「若作りはしない」という選択肢が主流になってきたのです。

働く女性が増えてきて、女性は美を諦めたのでしょうか。

これから始まる令和の時代に繋がる、女性の価値観の変化を探りましょう。

 

1、美の昭和的価値観

戦後、高度経済成長期を迎え、必死に働いてきた団塊の世代が定年を迎えました。

その親世代の働き方を見てきた子世代が40~50代前後、そして、その団塊の世代に鍛えられてきたのが50~60代です。

仕事に権限を持ち、会社では上のポジションにいることが多いと思います。

あなたの周りのその世代は、

“朝9時には全員出社する、新人は始業の30分前には出社すること”

“会社の電話には若手が取ること”

“残業は当たり前”

“会議のお茶出しは女性がする”

など古典的ルールを持ち、それを部下に強いる働き方をしていませんか。

平成も終わろうとしているのに、昭和的価値観が色濃く残っています。

 

男女雇用機会均等法が施行され30年余り、施行当時は昭和の後半です。

女性は一般職採用がほとんどで、結婚までの腰かけと言われていました。

今、世間で騒がれているパワハラ、セクハラの類は昭和的価値観で言えば当たり前の時代だったのです。

 

働き方だけでなく女性の美に関しても、平成の時代では昭和的価値観が残っていました。

男性優位な社会で、女性は男性の目を意識した美を求めていました。

それは「媚びる」とは少し違う、「常識」に縛られた美です。

”外に出るときはメイクをする”

”会社では必ずナチュラルストッキングを履く”

”肌を露出した服装は避ける”

”出しゃばらない、控えめでいる”

みんなと同じような服装をし、常識の範囲内でおしゃれを楽しみ、仕事は与えられたことをこなす。

そんな考えが主流でした。

 

結婚せず、ずっと会社にいる先輩OLを指す”おつぼねさま”

それぞれ仕事に恋に励んでいるが30歳を前にちょっと焦り、将来を不安視する3人の女性たちを描いたドラマ、”結婚しないかもしれない症候群”

30歳以上の未婚女性を指す”負け犬”

平成の時代にも女性を常識という枠に縛る言葉が生まれています。

 

2、美への憧れと追及

社会に出て働き、常識の範囲内でおしゃれを楽しんできた女性たちは、次は老化への抵抗が出てきました。

雑誌やテレビではアンチエイジングが紹介され、化粧やファッションだけでなく、食事、サプリメント、ライフスタイル、はたまたヒアルロンサン注入、二重プチ整形手術まで特集されました。

2008年に雑誌『美STORY』が”美魔女”という言葉を初めて世に出し、40代女性には「美しくなる為の方法」「内側から美しくなる食事」「美しさをキープする習慣」が必要だと提案し、

20代前半の肌のツヤを取り戻したい

顔のシワを目立たなくしたい

白髪は絶対に隠したい

若く見えるにはどうしたらいいか

あのモデル、女優のように素敵になりたいという憧れと美への追求で、女性を夢中にしました。

赤い物を食べると肌がキレイになると聞けばスイカを一年中食べ、シワを予防するため顔のパックを欠かさない。

老化=悪いこと

ととらえ、必死に抵抗してきました。

 

確かに、緑黄色野菜やくるみ、アーモンドなどのナッツ類、オリーブオイルなどの良性の油など、抗酸化作用のある食べ物は健康にいいと知られています。

体の内側、つまり内臓からキレイになった副産物として美に影響することはいい傾向ですね。食事で健康をキープする予防医学的な情報はたくさんありますから、上手につきあっていくといいでしょう。

 

ここで問題なのは、見た目の若さ、美しさに縛られ窮屈に感じている女性が多いということです。

顔のパックをしないといけないから、睡眠時間を削る。

朝は必ずコールドプレスジュースを飲まないといけない。

といった ”○○しないといけない” に縛られていませんか。

 

3、価値観の変化

そして時代は平成から令和に移ろうとしています。

2016年今上天皇が存命中に退位を希望され、2018年平成の歌姫と呼ばれた安室奈美恵が引退し、2019年アイドルのトップにいる嵐が活動休止を発表しました。

平成が終わろうとしている今、怪我や病気でもなく、自らの意思で引退し、新しい扉を開く人が増えているのではないでしょうか。

自分に区切りをつける、新しい道を行くという動きが時代の流れとともにやってきました。今は人生を動かすタイミングになるかもしれません。

 

そして、新しく生まれたのが”女性の解放”です。

2018年に流行語大賞にノミネートされたグレイヘア

白髪を染めないと老けて見える、疲れて見える、みっともない。という呪縛から解放され白髪を染めない」「白髪を生かしたスタイル」へ飛び込む女性が増えています。

美容院に頻繁に行けないので自分で染めると、頭皮は痛み、髪はダメージを受けパサパサに乾燥します。グレイヘアを楽しむ女性は、「月2回の白髪染めから解放され時間と心にゆとりが出た」と素敵な笑顔です。

アナウンサーの近藤サトさんが白髪を染めずグレイヘアになったのも話題になりました。東日本大震災の後、防災バッグを整理している時に白髪染めを入れようとしている自分に違和感を覚え、「年齢に抗わない」と決めたそうです。

ハリウッド女優にもその波は来ています。

53歳のある女優は顔のたるみを消すために入れたフィラー注入を後悔し、全て溶解したとカミングアウトしました。

”「今の方がいい気分よ。なぜならより自分らしく感じられるから。どんな容姿をしているかは、その人がどういう人間として生きてきたかが現れるものだと思う。すべては変化していくもの。そしてすべてが下がりはじめたの。顔のたるみを止めようとしたら、作り物のような顔になったわ。表情には動きがないといけないのよ、特に私のような薄い皮膚の持ち主はね。それはシワではなくて、笑いの線なの。私はその動きを受け入れることを覚えたわ。フィラーは私の友達ではなかった」”

引用:ミモレ「セレブ胸キュン☆通信」より

 

ディーバのアリシアキーズは2016年に脱メイク宣言をし、グラミー賞授賞式でもすっぴんで登場し話題になりました。

若い女性の間ではこの姿に感銘を受け、メイクをやめた人もいます。

”ありのままの自分をさらけだす”

周りの目を気にして、メイクはマナーだという常識に縛られず、すっぴんでいる方が自分らしいとメイクという価値観から解放されたのです。

女性はメイクとヒールを履くのが常識だと暗黙のルールがある会社は、男女平等とは言えないでしょう。

もちろん、おしゃれを楽しむためにメイクをする時もあるでしょう。メイクをするしない、どちらにするか自由に決めるのが本当の意味の男女同権です。

 

平成が終わるころになり、やっと昭和的価値観から解放されたのです。

次の令和の時代は、すぐ伝線してやっかいなナチュラルストッキングを履く履かない、手入れが必要な体毛を剃る剃らないなど、自由に選択できるようになるといいですね。

4、本当の美しさとは

働く女性が増え、以前に比べれば制度も整ってきました。

グレイヘアが流行語になり、自分で区切りをつけ新しい道へ行く流れがやってきました。

女性ばかり見た目に縛られる時代は終わったのです。

人が年をとるのは当たり前。

それに必死に抗うのは、自分を否定しているようで負の気持ちになりませんか?

アンチエイジングのアンチは「反」「対」「抗」という意味の接頭語です。ネガティブな言葉が常にあるのはどうでしょうか。

 

老いを自然のものと受け止める。

今あるシワは一生懸命生きてきた証拠。愛おしいと感じ、自分を誇れるように。

シワを目立たなくするようパックに時間を費やすなら、美しい所作と話し方を気をつける。顔のシワも美しく見えるはずです。

本当の美しさとは何か、自ずと答えが見つかると思います。

5、まとめ

昭和的価値観に引きずられた平成の女性たちも、時代の終わりとともに解放されました。

自分らしくあるために、自分のスタイルは自分で決めてください。

グレイヘアが受け入れられたように、ますます個々人のスタイルが認められる世の中になるといいなと思います。