もうすぐ新年度!新卒採用から見る企業が求める人材とは
2017/3/25
もうすぐ新年度ですね。企業は新入社員の入社準備に忙しいことと思います。同時に来年の新卒採用に向けても佳境に入ったところでしょう。新しい仲間はワクワクしますね。
会社は優秀な人材、自分の会社にマッチングする人材を見極めようとします。新卒採用を見れば、その会社が何を求めているのか、また、どういう人材を欲しているのか分かります。
逆に言えば、どういう人材が重宝されるのかが採用の動きでわかるのです。働くみなさん!会社のニーズに合った働き方を見つけることが、あなたの評価をグッと上げ、昇進・昇給への近道になりますよ。この機会に自社の採用基準を見つめ直してみてはいかがでしょうか。
目次
経団連が発表した調査によると、2017年4月入社の採用選考活動を実施した企業は96.8%でした。
求人倍率も1.74倍となり、5年連続の上昇となっています。
背景としてリーマンショックの影響から抜け出し、円安やアベノミクス効果で業績が好転。設備投資や出店計画を打ち出す企業が増えました。売り手市場の今、会社は少しでも優秀な人材を採用しようとしています!
どのような職種で、どのような能力を持った人材を求めているかは会社によって細部に違いはありますが、入社後に活躍してくれる人を採用したいと考えているのはどこの会社も同じです。
(出展:http://toyokeizai.net/articles/-/119847)
人気企業がどんな人を求めているのかは、採用ページを見るとよくわかります。
早速見て行きましょう!
[全日本空輸(ANA)]「主体性があって自分から動く人」
[アサヒビール]「明るく元気で、人とコミュニケーションを取ることが好き。チームワークを大切にできる方、高い目標を持って最後まであきらめないという人」
[リクルートキャリア]「自分なりのビジョンがある人」
[楽天]「楽天主義を理解し、共感し、実行に移すことができる人」
[キャノン]「どんな状況下でも、どんなことにでも、チャレンジする気概を持ち、それに向けて行動できる」
[サイボウズ]「自由で楽しく働くために不可欠な強い自立心をもった方」
[東京海上日動]「自分で考え行動する個性豊かな人材」
いかがでしょうか。どの会社も言い方が異なるだけで、求めている能力は主体的行動力だとわかります。
その上で、業界ごとに特徴が出ていくもの。コミュニケーション能力、チームワーク力、グローバル要素など、各業界によって求める強い要素が異なることもわかります。
とにかく受動的な人より能動的な人!!ということ。
積極性とは、自分主体で動ける人のこと、つまり「自分で物を考えられる力」です。
今、社会は目まぐるしい速さで変わってきていますよね。これからはさらに、スピードが速くなっていくでしょう。常にチャレンジを繰り返さないと淘汰されてしまう時代です。
自分で判断しないといけないタイミングで、「上司がこう言ったから」「会社任せでいいや」というのでは困ってしまいます。ですから、自律と責任を持って「自分で考えられる力」を見ているのです。目立つ事、たくさんアピールすることではないので注意しましょう。
これはすぐに身に付くものではありませんが、例えば学生時代に打ち込んでいた勉強やスポーツ、サークル活動で主体的に動いていた人は、採用にも有力です。
面接官の目にもばっちり光りそうですね!
人材の話で必ず耳にするのが「コミュニケーション能力」ですよね。仕事はチームで行うことがほとんどですから、これは社会人としてかなり必要なポイントになります。
でもコミュニケーション能力って何?という疑問も多いのが現状。フリーランスの働き方が浸透してきている中で、ライターやエンジニアは必要ないのでは、、と思いがちな人も多いのではないでしょうか。
確かに職種によって、コミュニケーションがとても必要か否かのパーセンテージは変わってきます。ですがこれは、単に愛想がいいとかではなく、「仕事を円滑にする為のエネルギー!」なわけです。
やっぱり必須と言える要素。。だけどコミュニケーションが苦手な人は、パーセンテージが低く自分の力が発揮できる仕事を選べばいいだけです!自分らしく働けることを優先しましょう。
いかがでしたでしょうか。
やはり能動的に働く姿勢と、コミュニケーションが大切なもの。でも企業によっては求める要素が少しずつ違います。
新年度は改めて自分の会社を見つめ直す良い機会です。キャリアを積むと初心に戻るタイミングがなかなかないので、自身に足りていない一面が発見できるかもしれません!
新入社員だけでなく、何年選手の人も採用ページは活用できますね。
自分自身の働き方を良質なものにするために、是非新鮮な気持ちで読んでみてください。