働く女性のお悩み解決!苦手な上司とうまく付き合う方法
2018/1/29
社内で苦手な人、いますね。
苦手な上司と同じチームになってしまい、毎日が苦痛。
でも嫌われたら私の評価が落ちてしまうし、何とかうまく付き合っていきたいと悩んでいませんか?
部下、同僚だったら、うまくかわしたりの対処法があるかもしれませんが、それが上司だと避けては通れません。
常に顔色を伺い、上司の動向を気にしていては仕事に全力を注げませんし、あなたのストレスが溜まる一方。ますます上司のことが嫌いになり、仕事に行きたくないとまで思ってしまう可能性もあります。
自分とは合わない、言い方がいちいち癇に障る、常にトゲトゲしていて怖いなどの上司とのコミュニケーションの悩みを解決します!
目次
仕事で成果を出すには、個人で成立するものではなく、チームの仲間など色々な人との協力が必要です。
その中には苦手な人、嫌いな人もいるでしょう。
育ってきた環境も、仕事に対する思いも違うので当然です。
それでも、仕事ではコミュニケーションをとらなくてはいけません。苦手な人が上司であるならなおさらです。ビジネスですから顔や態度に出てしまってはいけません。
今、その上司を思い浮かべてください。
今までの経験から苦手なタイプの人に似ているので、この上司もきっと苦手であろうと、先入観で色眼鏡をかけていませんか?
そうなると相手が何を言っても、やはり苦手!と脳が変換してしまいます。
一旦、その色眼鏡を意識的に外しましょう。
その上でその上司の人となりを3つに分類しましょう。
タイプによってコミュニケーションの手法を変えると、自分自身が仕事しやすい状況を作ることができますよ。
①怒りやすい、人を馬鹿にする、威圧的な態度をとるなど、「性格」に問題がある
②説明が下手、話を理解してくれない、決断できないなど、仕事をする上で「能力」に問題がある
③サボってばかりいる、責任逃れをするなど、仕事への「姿勢」に問題がある
上司の性格に問題がある場合は、冷静に受け流しましょう。
上司と部下という上下関係であるゆえ、遠慮が薄れ、この問題はよけい色濃く写ることでしょう。
しかし、この場合、被害者は自分だけではありません。
そのような上司に対して同じ思いの人が必ずいます。そう思うだけで心強く、ある程度受け入れられるのではないでしょうか。
上司の性格が悪いのはあなたが気に病むことではありません。
あなたは、上司のせいで自分は仕事がうまくいかないと、仕事に対して不誠実になるのではなく、怒られたら、一歩引いて「おっしゃる通りです」と冷静に受け流しましょう。
その上で、目の前の自分のやるべき仕事をするのです。
仕事は成果で評価されます。
冷静な態度は仕事への集中力を増します。上司もあなたのその成果に仕事を認め、状況が改善するでしょう。
次に能力に問題がある場合です。
仕事の要領を得ない上司であれば、自分が上司を育てる気持ちで接すると、確実に自身の能力アップになります。
成長できる好機だと発想の転換をしましょう。
例えば、口下手で部下へ仕事の説明がうまくできない上司には、アイコンタクトや相槌で話を聞きます。
真剣なこちらの聞く態度に上司は緊張もほぐれ、自信を持って説明できるでしょう。
その際、相槌は、「明日までに、この資料を作成ですね?」というように話の要点をおうむ返しで繰り返すようすると、相手も頭の中で整理しやすくなり、互いに理解を深め合えます。
また、ほうれんそう、報告・連絡・相談をいつも以上に意識するのも有効です。
「念のため確認ですが、この案件はいつまでにこう進めればよろしいですよね。何か補足や変更点はございますか?」といった具合に、状況を共有しましょう。
確認とともに、指示した上司が当初の意図を忘れたり、意見がずれていても、早めに軌道修正ができます。
能力のある部下を面白く思わず、怒られるというリスクを避けるためにも、コミュニケーションは必要です。謙虚な気持ちを持って、上司に敬意を払って受け答えしましょう。
できる部下に上司の気分が良くなり、あなたも仕事がますますやりやすくなるでしょう。
「姿勢」に問題がある場合はあなた一人の問題ではありません。
上司であるのに人のせいにして責任を取らない。
こちらの提案、意見に聞く耳を持たない。
サービス残業を強いる。
セクハラ、パワハラ。不正行為などのコンプライアンス違反。
など、会社側から見ても問題がある場合は、上司の上司、会社の経営層などに相談しましょう。
その際、個人的な負の感情で訴えているわけではないと、相手に伝えましょう。
「自分はこう思う」ではなく、「上司の行動は会社の理念や方針に合致するでしょうか」というように、主語を会社の一員とするのです。
また、「姿勢」としての問題を挙げるのは、自分にとって不利にならないよう、あらかじめ周囲に相談することも重要です。自分ひとりが被害者ではないとわかり、周囲を味方につければ不安材料も減るでしょう。
上記はタイプごとの対処法でした。
ただ、コミュニケーションの基本は挨拶です。挨拶は自分からしましょう。
挨拶だなんて当たり前だと思いますよね。
ただ苦手だと思っていたら上手くできていないかもしれません。
朝は一日の始まりです。
これから気持ちよくスタートが切れるよう「おはようございます」と明るくはっきりとした声で挨拶しましょう。
退社する時も同様です。
仕事中の上司が気がついていないから、ま、いっかと挨拶せずに退社していませんか?
「お先に失礼します」と相手に必ず言いましょう。
ただ、仕事をしている上司より先に帰るのは気が引ける職場もあるかもしれません。
「何か私にできることはありますか?」と一声かけるだけで、上司のあなたへの印象が変わるはずです。
また、上司が年配であるほど、礼儀正しい振る舞いは好印象を与えます。
「お忙しいところ失礼します」「かしこまりました」「承知いたしました」などの言葉ともに、小さくお辞儀をしましょう。
一つ一つの動作を流すのではなく、きっちりと行うと丁寧に見えるのでおススメです。
尊敬できる、素晴らしい上司ばかり。そんな職場はありません。
どんな職場でも苦手な上司はいます。
そこで、「上司に恵まれない」と嘆くのではなく、目的意識や志を高く持ち、「反面教師が上司でラッキー」と、それさえも成長の糧にするくらいの気持ちでいたいですね。