第一印象を良くする方法~7つのポイント~
2018/4/18
春の新年度が始まり、仕事が新しい区切りに入った人いるのではないでしょうか。
春は「初めまして」の人と会う機会が増える季節でもあります。
これからの付き合い方が大きく左右されるのが、初対面の人と会うときに受ける「第一印象」です。
何か生理的に受け付けない人っていますよね。これは相手の第一印象が悪かったからなのです。
あなたも相手にそう受け取られていたら!?ぞっとしますね。
相手の心に残る「初めまして」にするには、押さえておきたいポイントがあります。
これを読めばあなたの第一印象がグッと良くなり、相手とのいい関係が築けますよ。
目次
そもそも第一印象は、出会ってから何秒で決まるか知っていますか?
アメリカの心理学者であるアルバート・メラビアン氏によると、人の第一印象は3~5秒で決まるとされています。他にも6秒、7秒など諸説あるようですが、数秒間の短い時間で決まることは間違いなさそうです
このたった数秒で判断することは何でしょうか。
先述した心理学者メラビアン氏はコミュニケーションの際、話している内容と、表情や声のトーンに矛盾があった時の人の受け止め方の研究しました。
それは『メラビアンの法則』として、
視覚情報から55%、
聴覚情報から38%、
言語情報から7%の割合で影響を受けると発表しています。
それは、コミュニケーションにおいて話の内容と表情、声のトーンが一致すると相手により気持ちが伝わるというものです。
以上のことから、自分の印象を良くする上で、顔、表情、服装といった視覚情報、声のトーン、大きさ、口調といった聴覚情報を中心に7つのポイントにまとめてみました。
パッと会った瞬間に一番先に目に入るのは相手の顔です。
それがしかめっ面だったり、うつむいた覇気のない顔だったら、どうでしょう。気難しい人、元気のない人という印象を与えてしまいます。
まずは口角を上げて笑顔を作ることが大切です。相手に親しみやすく、明るい好印象を与えます。
次に相手は視点を広げます。おでこから胸元までの30cmはフォーカルポイントと呼ばれ視線が集まります。
鏡で乱れがないか、清潔に整えてあるか身だしなみをチェックしましょう。
せっかく笑顔を作れても、口紅が雑に塗られていたり、シャツに食べこぼしのシミがついていたら、清潔ではなく、仕事も雑な人という印象を与えてしまいます。
さらに視点を広げ、全体の雰囲気も見ています。
服はシワになっていないか、TPOに合わせているかなどです。
業界によっては重要視されるポイントですよね。流行とは無関係な、服装に興味のない人が、ファッション業界の人に第一印象で与えることを想像すると、服装も大切ですね。
色が第一印象で相手に与える効果もあります。
東京都知事の小池百合子さんや、女性政治家はよく赤や黄色、青など原色の洋服を着ています。それは、相手に力強さ、リーダーシップ、快活などの印象を与えるからです。
ビジネスでは清潔が大切なので、白がベストです。白い洋服は誠実、真面目さを相手に印象付けます。
またピンクは柔らかく、温かみのあるので、相手の緊張を和らげ、親しくなりやすい色です。
青は知的で冷静な人というイメージを、紺は上品で、相手に安心感を与えます。黄色は明るく、コミュニケーションに長けている人というイメージです。
このように、色を味方にすると自分がなりたいイメージに簡単に近づけることができます。
姿勢も大事なポイントになります。うつむきがちで猫背の人は自信がないと思われます。姿勢を良くし、まっすぐ前を見るようにしましょう。
視線が合うと、相手もあなたの話を聞いてくれ、気持ちが伝わりやすくなる効果があります。肩を広げ、首を伸ばし、下腹部に少し力を入れてください。自然に目線がまっすぐ前に向き、綺麗な立ち姿となるでしょう。
座っていても同じです。背もたれに寄りかかったり、足を組むのは相手に威圧感を与えますのでやめましょう。姿勢やクセは自分では気がつきにくいものです。普段から鏡をみるなどして意識するだけで変わります。
初対面では緊張して早口になりがちです。深呼吸をして呼吸を整えてから、ゆっくりと会話をするよう心がけましょう。ゆったりとした口調は自信のある、または余裕のある人と映ります。
また、落ち着いた声のトーンは相手に安心感を与え、いつものトーンよりも少し高い声は明るい印象を与えます。
相手がどのような人かわからないときは、相手のトーンを真似してみましょう。
人は自分と同じ属性の人に共感し、安心します。
明るい印象の女性だったら、口角を上げて少し高いトーンで。落ち着いたトーンの男性だったら、ゆっくりと話すことを心がけましょう。
第一印象でよく思われ、仲良くなりたいという思いから、最初からフランクに話すのはビジネスではNGです。初対面ではまず丁寧な言葉遣いで、敬意を払って接しましょう。
口調からわかることはあなたの品格です。自らの品を落とさないようしましょう。
印象に残すために、会話の内容も気をつけましょう。
好印象だったのは覚えているけど、会話の中身を覚えていない。
あなたもこんな経験ありますよね。それがビジネス、しかも営業職だったらどうでしょう。記憶に残る第一印象にするには、ギャップを伝えると効果的です。
きゃしゃで可愛らしい女性だが、実はマラソンが趣味。
クールで落ち着いた印象の男性だが、実は愛妻家。
など、これらプライベートなことを話すのは、、披露すると相手の記憶に残ります。ただし、TPOにもよるので、うっかりと余計なことを話さないように注意しましょうね。
この7つのポイントを押さえるだけであなたの第一印象はグッと良くなります!
いい印象を相手に与えることは、自分の味方になるでしょう。
ビジネスにもプライベートにも使えますので、ぜひこれからの新生活に活かしてくださいね。